日本脇道紀行6

この家はNHK 朝の連続ドラマ「あすか」に出てきた民家である。佐野昌弘さんの写真集「茅葺き民家」にもでてくる家である。 映画やテレビにも茅葺き民家はでてくる。
連続ドラマ「天花」には宮城の民家がでてきた。
佐賀県の川副村のS家では「おしん」の撮影をしたとご主人が言っていたが「おしん」は山形ではなかったかと思ったが田植えで忙しくしているのにそれ以上聞けずじまいであった。その当時ならば山形には沢山の茅葺き民家もあっただろうし、それとも「おしん」は全国各地を転々とした人なのか疑問が残る。
藤沢周平の映画「隠れ剣、鬼の爪」のラストシーンに茅葺き民家が出てくる、松たか子に主人公が武士を捨てるので俺についてきてくれ言うシーンである。茅葺き民家はころびの大きい仮分数に見える丹波周辺の型式である。藤沢周平は庄内平野を舞台にするのに似つかわしい民家がでてきた。茅葺き民家に興味のあるものならその違和感に気づくはずである。 しかし、テレビや映画も茅葺き民家探訪の情報源である。


この家は築350年で兵庫県建物百選に選ばれている。兵庫県建物百選の話は以前から聞いていたがこの家のご主人がその本を見せてくれた。何度も見開いたと見えて糸が切れて本がバラバラになってしまっていた。兵庫県は茅葺き民家も古いのが沢山あるが洋館や本瓦葺き民家も多い。百選を選定するのが難しいくらいである。茅葺き民家の中には人の住んでいる民家も何軒かあった。 神戸市は茅葺き民家や寺院などの郷土の文化遺産をすべて調査した本が発行されている。住所、氏名も書かれているので現在では発行が難しい本である。
三田市も茅葺き民家の本を発行している。


この家は10年程前に訪れて以来である。ヨチヨチ歩きの子供がもう小学六年生になると言う。 以前訪れた時、長い間、家の中など見せてもらい帰ろうとしてカメラをしまい、車のエンジンを掛けたら家の中から息子さんの嫁さんが子供を連れて出てきた。私が帰るのを待ちかねるように その若い嫁さんが可愛い美人である。 私がカメラを持ちふただび門に入ったら私をみるなり家に入ってしまった。 いまだに若い嫁さんと子供を入れた民家が撮影できなかったのに悔いが残るのである。 この家の古さを語るには大黒柱が無いこと。柱の数が多く余り太い柱は使われていない。もう木材自体が枯れている。かなり強度は低下していると思われる。
それでも阪神大震災では墓や灯篭はみんな倒れたが家が大丈夫であったそうだ。


クレソンですか、これだけはこちらでも沢山あります。
川で鎌で刈っているいる人がいます。焼肉の時に挟んで食べると美味しいし綺麗なところのはサラダに入れると美味しいものです。 クレソンは清流のイメージですがかなり生活廃水の流れる川にもあります。今や全国各地の山間の小川にはあると思います。湯布院で泊まった時に金隣湖へ行ったら湖の岸に沢山生えていました。それからずっと町の中の小川までありました。クレソンのあるところは蛍が生息していることが多い、五月下旬でしたが沢山飛んでいました。岡山も岡山市足守や総社市に行けば蛍が沢山いるのでがそこにもクレソンは群生しています。兵庫県も三田の永沢寺あたりの小川にはあると思います。
アトムさん、私は夢想庵さんのように忙しくはありません。来週から週三日勤務のパートに降格になりました。暇をどう過ごすか思案中です。



夢想庵さんと青森のSさんから葛巻町の民家を教えてもらっていたが観光半分の撮影旅行ではなかなか岩手の山間部まで足を運べない。やっと訪れた。
これは夢想庵さんが二月程前に掲示板の表紙に出していた民家です。私はいつも車の中から撮影するので柵の針金が写って目障りである。車から撮影するときに失敗するのは車を水平にしないと垂直に撮ったと思ってもどちらかに倒れている。人間は立って初めて平行感覚が養われるものである。
ホルスタインは搾乳量が多く乳牛として広く飼われている。性格もおとなしく強いので肉牛としても飼われている。 一日の搾乳量はスーパーカウと呼ばれているもので60リットル、牛は草だけを与えていては25リットルしか搾乳できないそうだ。それを40リットルまで増やすために濃厚飼料を与える。しかし、このところの穀物の高騰で採算が合わなくなっていると思う。 わたしの住んでいるところの小山で酪農をやっている家があった。毎日でる牛糞を山積みにしていた。家庭菜園に入れるために三年位経過した牛糞をもらいに行っていた。これくらい経過すると匂いも肥料分も消えて土壌の改良には最適だった。 この糞にカブトムシが卵を産むので掘っていると幼虫がボロボロ出てくる。子供に持ち帰ると堀に連れといけと言う、それからはカブトムシの幼虫堀が毎年の年中行事となった。 カブトムシは春に掘ると奇形や成長しきれないので初冬に堀にいく。カブトムシはオガクズや腐葉土のを山積にしたところにも沢山いる、岡山の新見市は牛の飼育が盛んなところなのでカブト虫の事をフンムシと言うそうである。 掘って帰った幼虫は腐葉土と一緒にブロックで囲いをして飼うのである。一匹で洗面器一杯の腐葉土を食べるので熱湯殺菌したものを十分な量を与える。
子供は興味を示すのは最初だけカブトムシ飼育を一生懸命やったのはこの私である。

乳牛の飼育で肝心なのは子供を確実に生ませる事であるそうだ。子牛が生まれると子牛を売れるし牛乳も量が多く濃いものが得られる。牛乳は比重で値段が違い出産後半年は濃い牛乳が得られるそうだ。 出産後の子牛は母牛の牛乳を欲しがるが子牛には飲ませせず、スーパーや自動販売機の期限切れを回収してきて与えるのである。 会社の若い女性の中には乳牛は親になれば乳を搾れば勝手に搾乳できると思っているのがいるから不思議である。「てめえの乳吸ってみろ出るか」とは喉まで出掛かっても言えない。セクハラで懲罰を受け大きな問題になる時代である。


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