日本脇道紀行5

大根を買いにぶらぶらとデジカメを持って出掛ける。大根を買ったら芳井町のごんぼう村までゴボウを買いに足を延ばす。 ここのゴボウは赤土に植えてあり木の根のようなごぼうだが柔らかく旨い。人にあげてもこれなにと思うが食ったらあのゴボウはどこに売っているのと聞く、田舎の風景もやっぱり茅葺き民家がなければいけない。以前茅葺き民家を捜しに広島県へついでに行こう。紅葉も見ようと庄原市の国立備北公園まで来てしまった。 草原に屋根用の茅が生えている民家を撮影
ススキばかり入れて撮影するので女房が「わたしがススキ木の束を持ってあげる」そうすれば好きなところにススキを入れられるのにだって



若い女性が茅葺き民家に干してあるのはなんですかと聞いた。
ズイキだよ。「あああれがズイキですか、肥後ズイキってよく言いますよね
」 なに「アホ、バカ、間抜け、若い女性がはしたない事言うものじゃない」
肥後のイメージを悪くする産物であるが越中フンドシも越中には迷惑な言葉てある。 ズイキは干して保存食にもされた。熊本城の保存食にもズイキが展示されている。兵糧攻めにあったときの保存食である。八頭のズイキはよく食べさせられた。大芋のズイキも干して食べるところもある。 サトイモと言えば山形の芋煮であろう。民宿に泊まると必ず出してくれるのが嬉しい。具だけを食べるのかと思ったら汁も一緒に飲むのだと教えてもらった。馬齢を重ねるとこんな郷土食が一番のご馳走である。 イモというとなにを思うか各地で違う、九州はサツマイモ、北海道はジャガイモ、山形、関東はサトイモだそうだ。 食べ物は渡来先の名前が付く事が多い。ジャガイモはジャガタラ、かぼちゃはカンボジアと言われている。九州ではサツマイモとは言わずカライモ、トウイモ(トイモ)と言う。「唐」から渡来したからだそうだが私の郷里では琉球イモと言っていた。 関西ではオデンを関東煮(かんとだき)という。東からきたからそうよんでいるのであろう。 オデンは味噌田楽の事でサトイモ、こんにゃく、豆腐などに甘味噌をつけたものであった。田楽と区別するために関東煮とよんだのかも知れない。 オデンの語源は何であろうか私は田楽を丁寧に御をつけて「おでんがく」からきているのではないかとおもう。間違っていたら許して



田舎ではどこも大根を干してある。
大根は干すことで甘みがでてこりこりと大根特有の歯ごたえがしてくる。私も簡易漬物をよく作る。 二つ割にして三日程陰干しして食べる大きさに切り塩、ダシ、水、タカノツメ、酢、昆布と一緒にコーヒービンに入れる。塩味は味噌汁程度の塩加減にしている。薬味はニンニク味、ゆず味お好みに合わせて べったら漬けモドキの作り方、大根を三日干し砂糖をたっぷり、塩、酢適量を入れて漬け込む、べったら漬けモドキの大根漬けができる。

最近の漬物は売られているものはほとんど酢が入っている。本来漬物は発酵により酸味をだしていたが時間がかかるし味が一定しないので漬け汁を入れて漬物をつけている。漬物屋の横を通ると白菜漬けなども白菜を切った中に漬け汁をいれている。

イモや大根、ゴボウなども生で保存するのは土付きが痛まないし長持ちする。 土は根菜類の基礎化粧品、なんと言っても『ドロホルンリンクル」ていうてますよテレビで 冗談抜きにしてイモは土を付けて置くと長持ちするよ



棒杭に稲を掛けて干すのは東北特有なものでみんなに見せるとこんなの見たことないと珍しがる。 私も新幹線から見た事があるが一度撮影したかった。私は藁を干してあるのかと勘違いしていた。稲を干してあるのに初めて気づいたところです。
10月中旬までしか見られない光景なのでラッキーであった。 写真集で「干す」と言う本の紹介があった。 干しものばかりを撮影している。 私も茅葺き民家をこんなテーマで撮影していこうと考えている。ヒマなときにじっくり言葉遊びをしてみよう。 県別や地域別に並べても月並みである。どれだけ見る人をハッとさせるかが知恵の絞りどころである。 いつも余談が多くて申し訳ないが、こんなことがあった。会社の職場の人と趣味は何と聞いたら何もないんですよと言う、それじゃあ私が指南書をつくってあげましょうと安請け合いをしてしまった。 趣味の入門書など本屋に行けばいくらでもある。 どんなものを作ればよいか考えていた。よく考えていると趣味は「動詞」である事がわかった。 体や手足や口、耳を動かせば趣味になることがわかった。そこで「あ」から動詞を拾い上げてそれに関連する趣味を一覧表にした。たとえば「戯れる」だと蟹と戯れる。波と戯れる。フィリピンパブのネェチャンと戯れる。「焦がす」ならば年甲斐もなく恋に身を焦がすなど集めた動詞が250、しかし、殺すや虐めるの陰湿な物は除いた。まあこんな言葉遊びもある事を紹介しました。こんなバカげた資料いる人はコピーあげます。



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