恩知らずな馬鹿な客

私も自動車関係の仕事から小売業「ホームセンター」に転職して8年目に入った。

会社では平社員、小売業に就く前までは、管理職も永くして来たし、今更人の上に立つより、今までの現場経験をいかし仲間達に笑われない様に、自分の出来る事をお客様目線でしてきた積もりなのだが、結構言葉の行き違いや、言葉足らずで小さなトラブルも多々有った。

先ずは、先日あるお客様からの馬鹿馬鹿しくクレームにも成らない、悔しい話を書いてみる。

私が休みの日に、品番担当のA君がエンジン式高圧洗浄機を売りました。

すると、そのお客様の知り合いも、同機種の高圧洗浄機を買われました、数日後会社に電話があり、数日前に買った洗浄機、エンジンが止まってしまい、リコイルが引けない・・・観て欲しいとYさんと言うお客様からの電話。

数日前と聞き、上長や同僚に了解を得て現場に出向くと、あらまぁ~本体にエンジンオイルが入っていません!ポンプには上限を超えてオイルが入ってます。

梱包箱の上部には赤い大きな字で「エンジン及びポンプにはオイルを入れてご使用下さい」
出荷時はオイルが入っておりません。取り扱い説明書も必ずお読み下さい。
と書いてあります。

Yさんに説明すると、いや~!気がつかなかった・・・・何とか成らないですかね。
この不具合の場合、無償修理やクレーム扱いは難しいです。メーカーに送り、分解したらオイルを入れないで使った事は嘘をついても分かってしまいます。
クレームには、残念ですが出来ませんね。

そこを何とかして欲しいと、しつこく頭を下げられ。

比較的、意思疎通の出来て来たメーカーだったので、独断で新品交換、メーカーの営業に事情を話し、エンジン本体を無償で送って貰い、私がエンジン本体を組み換えて展示品として使えば会社にも迷惑を掛けないで済むだろ言うと現場から営業に電話して了解を得た。

会社に戻り、上司同僚に事の次第を報告これでメデタシメデタシだったのだが・・・

それから数日後、Yさんから店長に、あの夢想庵と言う奴は、間違えて使って壊れた高圧洗浄機を無償交換してくれたのは、感謝してるが事もあろうに友人の社長にその事を話されて大恥をかかされた!どうしてくれるんだ!機械を交換して貰って感謝してるがこれで帳消しだな!あいつはとんでもない社員だ!との電話が入ったと、店長が担当のA君に話した事が私に報告が来た。

そんな事を聞かさても、私には心当たりが無い。それより自分の不注意で洗浄機を壊し、その時点では、自身の首をかけて新品交換してやったのに、逆恨みするとはとんでもない奴だ!
今度、お店に来たら問い詰めるしか無いと心に決めていた。

ひと月を過ぎた頃、Yさんがお店に来て、洗浄機が調子が悪いと言う。
それは保証期間中だからメーカー保証で対応するが、あなたは私に自分の不注意で壊した機械を交換してもらったのに店長に電話して苦情を言うのは本末転倒、私の社内的信用失墜は、どうしてくれるんだ!と話すと、機械を交換してもらったのは感謝してるがお前、○○社長に今回の事を話したろう!それで俺はお前のお陰で大恥をかいたんだ!

○○社長?・・・そんな人は知らない!売った記憶も無い。それなら電話する!とその場で電話、先方の社長も私を知らない・・・・すると私の横に居たA君が、それ私が売ったお客様です。

あるお客様が同機種のエンジン式高圧洗浄機を買いに来られ、販売したA君が、私の今回の報告を聞いいていたから、箱にも書いてますがポンプとエンジンには必ずエンジンオイル10w30を入れてから使って下さいね。と話すと、オイルを入れないで使ったのはYだろう!ご存知でしたか・・・・気をつけて下さいと話した様だ。

オイルを入れないで使った事故が有ったばかりだったので、必ずオイルを入れて使って下さいとお願いしました。
そうしたら、お客様がYさんも、繰り返しオイルの話してたから、オイルを入れないで使ったのは、Yだろうと話した様だ。

A君はYと言われたのでご存知でしたかと話し、○○社長はYさんにオイルは入れて使えよ・・・と話した様だ。
普通なら、説明書はしっかり読まないと・・・早とちりは駄目ですね~!でも新品に交換して貰ったし良かったですよ。で終わる話しなのであるが、Yさん今度はA君を怒る、しかし、それはA君が悪意で話した事じゃ無いんだから仕方ない。

それより、無実の罪で店長にまで電話され誹謗中傷された私はどうなるんですか!
Yさん、これから店長に電話して、訂正するからと謝罪。

店長は先月転勤に成りました。

あなたも文句や苦情が有るなら本人に確認して是非を確認してから何処にでも電話して下さい。

貴方のした事は、私に対する名誉棄損ですよ!
お前が喋ったから、Aまで知ってるんだろう!と馬鹿な客が私に詰め寄る。

あのね、会社組織は勤務時間中に勝手に外出は出来ないんですよ。
外出理由を必ず話し、上長の了解許可を得て初めて現場に向かう事が出来るんですよ。
そして、戻れば必ず報告義務が発生し、問題点や事故原因を社員やグループで共有するのが組織と言うもの・・・・トラック一台のオーナー社長には理解出来ないかも知れませんが、それが組織のあり方なのですよ。

それでも納得出来ない馬鹿な客・・・・世の中、理解できない様な理屈や能書きを言う馬鹿な客が居るものです。

お客様の為と思っての親切が仇に成った話でした。

しかし、こんな馬鹿な客は数年に一人、良いお客様が殆どなんだけどね(笑)

 

 



 

 

 

 

 

 

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