日本脇道紀行6

いままで通っていた大きな病院の医師が転勤で近くの内科とリハビリ科のある病院に2月から通っている。いままでは神経内科だったのでメタボリック症候群の件は言われなかった。言われなかったというより手の打ちようの無い患者で匙を投げたのが現実であろう。もう一年働きたいので歩行を維持したいのでリハビリを受けたいといったら、リハビリは万能ではなく神の手でもない、やり過ぎると逆効果のケースもあるといわれた。それよりあなたの体はメタボの三冠王、四冠王だといわれた。体重、血圧、血糖値、コレステロールどれをとっても該当する。 腹周りは測る必要もないといわれた。このままこんな状態が続けば脳出血、脳血栓で死亡か寝たきりななる。それでは「まさしくメタポックリ症候群」ですなあと言おうとしたが医師を冒涜するので思い留まる。
そんな訳で毎週土曜日は病院通いとなった。家でゴロゴロしているのでリハビリで二時間近く体を動かす事となった。 メタボの件で体重を10kg落とせと言われている。 こんなのでは遊びにもいけなくなった。
病院通いで命を延ばすのがよいのか、好きな事をやってポックリ死ぬのがよいか迷うところである。 「世の中の為に10年早く死のう」言うキャンペーンがあっても良いとおもう。非難されるかも知れないが、地球環境、省エネ、年金、老人介護、医療費、地方財政のためにもどれほど早死が助けになるものか。平均余命以上生きた人からは税金(長寿税)をとる事も必要ではないか 戦後これだけ寿命を延ばしたは豊富な食料と住環境の改善であろう。肉を食べられるようになったのが血管や筋肉を強くしたと言われている。夏や冬の厳しい住環境から冷暖房の効いた住まいになった事である。私の母は92歳になるが五年前から老人ホームで暮らしているが、自宅での夏、冬の暮らしに耐えられなった、ここだとあと二年は生きるかもしれないといっている。子供からいい加減、お迎えを呼ばないと世間にも迷惑を掛けているし、子供より長生きされてはこれほど不幸はないと言われている。

茅葺き民家で火を焚いて暮らしていた頃と冷暖房完備の家とでは寿命は10年違うと思う。

そんな訳で今年は毎週病院通い、ガソリンも高いし茅葺き民家の写真撮影はお休み


他府県に住む長男夫婦が家を建てるので援助して欲しいと話し合いに帰ってきた。 家は3500万で自己資金は1000万という。ローンは2000万にしたいので援助してほしいといってきた。 金は出してやるが私はマイホームには賛成しかねると言った、こちらに帰れば自宅あるし新築するなら土地もあるのに新たに借金するのが気になった。
反対の理由は
1.マイホームは資産にならない
35年後、ローンを支払ったのちの資産価値は土地代だけでせいぜい1000万円、自己資金(1500万)にさえならない。マイホームが資産となったのは土地の値上がりの見込めた昭和40年代まで
2.ローンを組まずに中古の家を買い、せっせと定年まで金をためれば3000万は貯めらられる。
3.借家のままで年間で100万貯めると定年までに4000万、これを外国債権や投信で5パーセントで運用すれば6000万になる。その金で自宅を建て替える。
4.会社が倒産やリストラに遭った時のローンの支払いはどうするのか、リスクの対策はあるのか 楽しいはずのマイホームで首を吊ったり地獄に落ちた人がたくさんいる。そうなれば息子のために年金から仕送りするか親の土地を手放してローンの支払いするしかない

私が言い終わったら家内が文句を付けてきた。
1.お父さんの話は夢がない。息子は新築の家を建てるために夫婦、力を合わせて金を貯めてきたと思う。ローンの支払いは長く苦労もするだろうが、一生のうちで一度だけ自分たちで苦労して頑張れるものがあってもいいのではないか、
2.マイホームなんか定年になって建てても楽しくない。若いうちから住み思い出をつくないといけない。
「ローンの支払いが出来ない時はどうするのか、家内が一人になり年金の中から息子に仕送りをするのもワシは辛い」と言ったら
「おとうさんは生きてもあと三年、そんな死んだ先のことを考えるだけアホくさい。そんな事私がなんとでもする」とやけに自信のある口ぶりである。 この自信は何か、ワシに黙ってたんまり生命保険を掛けているのか、自給700円のパート代を25年間貯めていたのであろうか

とにかく私の考えは却下された。 これで益々「写真集」を自費出版する夢は遠のいていくばかり。うちには息子が他に二人いる。


1.大雪の冬
昨年の秋は秋雨前線もなく台風も接近しなかったのでダムのレベルは下がり続け給水制限に入っていた。これが一月に入り寒波で雪が降り太平洋沿岸を低気圧の通過で雪になって次第にダムの水位が上昇し1月25日に給水制限が解除された。 その後も雪の日が多く通算積雪量が5.3メートルに達して放水をしなくてはならないほどの水の恵みがありました。それでも四国の早明浦ダムは水位が下がり続けているそうです。 昨年新潟に行ったのは11月10日頃、次の週から 天気予報はほとんどのように雪でったように思います。通算積雪量はどれくらいあったのでしょうか。今年は春になってもすごく雪が残っているのでしょうね。

2.マラソン終了
今日の名古屋女子で北京の選考レースが終わりました。スポーツはなんでもすきですが特にマラソン、駅伝はすきです。必ず実況放送をみます。ビデオに録ったのでは全く面白くない。何が起きるか分からない臨場感がたまらない。私の会社もかっては強かったのですが今回は誰も選ばれません。
今日のレースで優勝した天満屋は岡山にあるのですが三回連続で選ばれます。多分今日優勝した中村が選ばれるとおもいますが、中村だと選ばれた三人はすべて兵庫県出身者です。 兵庫県だと須磨学園が強いのですが、そんな有名校でなく高校で余り実績のない選手をうまく育てるのが上手い。 増田明美さんは高校時代までは天才選手でした。18歳で出た大阪女子マラソンでは独走していたのですが途中貧血で倒れたのです。この時に初めて初潮があったのです。子供の頃から練習で酷使していたので大人の体になっていなかったのです。 大人の体になった増田明美さんはそれからは並みの選手になりましたが。 こんな事もあるので高校の時はそれほど実績がなくてもしっかり体が出来ている選手を発掘すべきなんです。 私の会社にも女子陸上部がありますが、監督と選手が男女関係になり二人とも解雇されるトラブルがありそれからパッとしません。監督やコーチは試合前や強化練習時は女子選手の大便や小便をチェックするしマッサージで筋肉の張りをチェックするので夫婦以上の信頼感が生まれると言います。

3.カメラ
デジカメも1400万画素時代に入りました。ソニーやペンタックスが手ごろな値段で発売しますがわたしも買って四年もなるのですっかり時代遅れになりました。写真展にいってもほとんどがデジカメになっています。わたしもデジカメに切り替えたいのですが右手の動きが悪くシャッターが押しづらくなりどうしょうかと思案しています。


自分一人で遠出に挑戦しました。広島県の呉市周辺まで片道150km距離を日曜日に一般道で行って来ました。途中95歳の爺さんにバックによりバンパーを当てられました。相手の車は無傷 自分一人で遠出が出来るように訓練の一環で出掛けたのですが、これでまた家内への信頼を失いました。 場所は東広島市黒瀬町の4m未満の田舎道を走っていたらカーブで車が止まったので手前で停車していたら軽四のバンがバックを始めたゆっくりと近づいてきたが停止する意思はない。1mに接近したので警笛をならしたがゆっくりとバックしてくる。その日は暖かくて窓を開けていたので大声で「当たる、当たる、コラ、ドアホ」と叫んでも益々接近ついにコツンと当たった。当たってから前進して又、バックしてきたので連続で警笛、それでも当たった。

そのまま進もうとしたので車を横に付けて警笛ならしているのに何で止まらないのかといったら「よう聞こえん」と車から降りてきた。 耳元で大声で警笛を鳴らしているのに何で止まらないのかと聞いたら「わし95歳になるんで耳がよう聞こえん。年寄りがバックしているだから後ろに下がってくれんのか」と食ってかかってきた。 すぐ近くの公民館で宴会があるのできたが駐車場がなくうろついていた。警察が来るまで公民館で待った。地域の人々も来て爺さんに加勢する。 耳の聞こえん爺さんがバックしているのに何でさがらんのかと言ってきた。あんたは身障者だから操作が遅れたのではないか言い出した。 私も頭に来たので「アホな事言うな、何で耳の聞こえん老人が運転していてわかるのか、斜め後ろから見ると窓が光ってどんな人が乗っているのかも分からん。バックするのに後ろも見ない、警笛も聞こえない者がなぜ運転するのか、普通の人は後ろの車に気づき止まるものだ」 「警笛を鳴らして衝突するまでの時間は5秒以内、その間に迫りくる車から眼を離しオートマのチェンジを変える事は出来ない。相手の車を停めることに集中するものだと言った。」
ところで何のためにこんなところへ来たのかと聞いてきたので茅葺き民家の写真を撮っていると言ったら95歳のジィさんがうちの家は茅葺き民家だと言い出した。胸クソ悪かったが撮影して帰った。添付の写真がそれです。 この爺さん任意保険にちゃんと入っていて全額相手持ちで自分の保険を使わずに済んだ。 ディラーの人が言っていた田舎の老人は自賠責しか入っておらずに物損事故だけの時はもめるそうです。 このあたりは夢想庵さんの専門でよくご存知の事と思いますが 年寄りの運転は自己中心的で確認の精度が実に悪い。バック運転は特に危ない。私もその年齢になっているので慎重にやらないといけない。


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