日本脇道紀行5

桃インフルエンザーはお笑いです。
桃エイズもありますのでいかがでしょうか、桃毒もありますよ。それを言うなら桃じゃなくて梅だろう。 先週の旅行の写真添付しておきます。 静岡では狩野川にそってずっと走りました。伊豆半島にこんないい川があるとは思っていませんでした。伊豆は結構山も深いし。狩野川さんのハンドルネームはここから取っているのですね。 柿田川にも立ち寄りました。私は歩けないので湧き出しているところは見なかったのですがすごい水量なのは横から見えました。国道一号線の脇から湧き出しているのですね。駐車場の場所が判らずぐるぐる捜しました。柿田川の標識は出ていたのですがパーキングのマークが植木の陰で見えませんでした。旅行をしていると湧き水の名所を巡っているわけでもありませんが北海道から九州まで立ち寄るものです。


趣味の写真の参考になる記事のスクラップを長年続けている。途中お休みがあったが今も続けている。 そんなスクラップより最近気になる本をリストアップしてみました。

1,近代化遺産探訪・・・エクスナレッジ2800円
みんながよく知っている生活感のない建造物ではなく、自分の足で探しもとめている。
2,昭和の住まい・・住宅学者が30万枚に及び写真をもとに編集されている。ドヤ街、バラック、炭鉱住宅、ニュータウンまで
3,巨大建造物鑑賞ブーム
「ダム」「コンビナート」「水門」「東京の鉄塔」
「煙突」などの本が次々と発行されている。ツアーもあるそうだ。撮影したのは団塊の世代の人々と思われる。自分の生きた歴史として記録を残していると思われる。若者がそれの感化されいるようだ。 息子の行っていた学校から卒業して久しいが今でも新聞が送られて来る。それにスクラップの教えと言う記事があった。 電子情報のあふれた時代になぜスクラップなのか 1,必要な資料だけ残せる。2,記事を隅々までよく読むようになる。3,CRT画面だと記憶が薄れるが書面は記憶に残ると言うものである。 ちなみにスクラップブックは満州鉄道が情報整理のためドイツから指導者を招きいれ導入したのだそうだ。 私はスクラップの他に安売りのノートに自分に必要な事を記録をしている。「趣味ノート」「気掛かりノート」「物知りノート」これは字の忘れ防止、と書く事により記憶が留まる効果もある。テレビを見ながら会話の時の「いただき」をメモする。

写真 静岡の民家、女子高校生の制服が干してあったが、これ以上近づけない変態おやじといわれそう。


「茅葺き民家はススキがよく似合いますね」とススキの親父に聞いた。
「わてら親子ですから」と返事が来た。
「どんな親子ですか、たとえば親子丼みたいな」
「ちょっと違いますなぁ」
「では亀田親子みたいなのでしょうか」
「あんな品のない親子でありまへん」
「わからんな」
「わかりまへんか、教えてあげまひょう、われがススキ チチロー、息子がススキ イチロー」でんがな。 ススキは「薄とも芒」とも書く、社内メールで薄の付く苗字を検索してみた。宇薄と薄田(すすきだ) の二人が出てきた。
宇薄は私もよく知っている。
読みは「うすすき」だが言いにくいので「うすずき」という。九州には極僅かあるそうだ。宇は宇宙や八紘一宇などの大きな空間をさすが、それ以外にも屋根と言う意味もある。早く言えば屋根のススキだなと本人に言った事がある。すすきはまた「尾花」とも言われ秋の七草の一つである。

馬や狐の尾に似ている事からこの名がついた。 尾花といえば元、ヤクルトスワローズの尾花投手が有名である。140k後半の速球で制球力のよい巨人キラーの投手だった。地名では尾花沢市がある。

秋の七草は萩、尾花、女郎花、葛、撫子、桔梗、藤袴である。春の七草は食べ物(野菜)に対して秋の七草は野草である。どれも野草として自生している。

桔梗も野草と思われる方もいるが萩市の青海島に行くと潮風の当たる断崖絶壁に沢山咲いている。 七草の中で蔓性の植物が選ばれているのは不思議であったが根から澱粉を取り繊維から葛布(かっきん)を作っていた。生活との結びつきから選ばれたと思う。

新秋の七草をお遊びで考えてみた。 ヨメナ(野菊)、ツワブキ、水引草、リンドウ、エノコロ、彼岸花、ワレモコウでどうでしょうか 茅の材料にはススキの他に刈安、葦がある。刈安、葦の付く苗字もある。 葦は「悪し」につながるので「吉」「芳」に言い換えられた葦田は吉田に葦野は吉野に 話は余談だが「よし」と「きち」は字が違うという人がいる。よしは土の下に口、きちは士に口だと言うのだが土のしたに口を書くのは俗字でこんな字はないのだそうです。


大分涼しくなり撮影に最適なシーズンになってきた。秋が一番日本の風景を表しているように思う。稲刈り、稲干し、ススキ野、紅葉、柿 太陽の光線がやわらかく低くなってきた。
夏はコントラストが強くて暗いところはつぶれて絵になる写真が撮れない。 冷気が顔に当たると心までウキウキとなってきたが最近は足の障害が心のやる気まで蝕んでくる。 行動範囲が限られて今後も撮影を続ける価値があるか苦悶している。



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