四国・九州・他
2002年春京都での資料収集を終え、瀬戸大橋を渡り、初めての四国へと入る。
橋の上から見た高松の石油コンビナートが目に浮かぶ。この家は製作当時の雰囲気を色濃く残し、
あまり手を加えていない状態で残っていたので製作する事にした。
この家は沖縄の琉球村の中にある移築民家です。
琉球村より資料を頂き製作しました。外側は珊瑚を積み重ねて壁にしているとのことです。
模型の場合は珊瑚の様な石を貼り付けました(笑)内部は簡素な造りで釜戸とテーブルと簡易的な寝室がある程度です。
この家は漏斗造り(漏斗谷造り)とも言う。
雨水を漏斗のように家の中央に集めて、野外に放出するような形をとっている。
佐賀県・有明市のくど造りの強化型と言われている。
前後左右どの方向から屋根の形を見ても同じような形に見える
。前もって教育委員会に見学の依頼をしていたので内部まで詳細に見ることが出来た。
この家は写真家の小野清春さんの同級生の有明冷熱の川崎さんに案内してもらい、
家の細部まで写真に納める事が出来た。状態はあまり良くなかったが大変大きな家で造り応えがあった。
現在は取り壊されているのか不明だが、末永く残したい家です。