千葉家住宅「岩手県遠野市」
日本十大民家と言うが、十大の定義は定かではないが、とにかくでかい！
建坪１４７坪とあるが、作るのが嫌に成るくらいの大きさだった。
実は、千葉家は２度目の制作です。
去年の８月にも書いたが、友人の整備工場に十数年貸してた、と言うより初期の作品なので1/25で作ったから、大きくて屋根裏部屋にも運べないから、友人の整備工場の事務所に置いてもらっていたのだが、去年、その会社の事務所改装で我が家に戻ってきた。
工房に入れてオーバーホールしようかと思ったのだが、ナナ何とネズミのお宿に成っていて家の中は糞だらけで、とにかく尿の匂いが酷く、戦意喪失・・・・解体処分して去年の夏に再生作に取り掛かり、秋に完成した。
本物の千葉家は、現在、重文に指定され解体修理再生中、この模型は３０年以上前の千葉家を再制作した。
指定民家に成った東北を代表する千葉家住宅、平成32年の再生後は人が住まない文化財と成るんだろうか、建築当初に戻し過ぎると、生活感が無くなり唯の建築物に成ってしまうことを危惧する。
20代の時に、いわきから遠野市に向かった。石垣の小高い丘に建つ壮大な千葉家を見た時の感動は今でも忘れられない。
あれから、35年が過ぎた。
