茅葺散策旅行九州編1・2泊目

■2006年07月1日~2日
茅葺き民家散策の旅

6月30日午後20時45分目的地、九州に向けて自宅を出発する。近畿あたりから雨が降り出す。 広島を通過する頃には、本降りとなり先が思いやられたが、山口県に入る頃には天気も回復してくれた。 山口県伊佐町でこの日初めての茅葺きと出会う。関門海峡を渡ったのは、
7月1日14時15分自宅を出てから、17時間を越えていた。途中1時間半位の仮眠をとったが比較的順調に九州に入ることが出来た。時間的には、このままは博多のホテルに入るには、早すぎる。添田町を経由して、途中、数件の民家達を写真に収め、うきは市の平川家に向かう。
16時頃、平川家に到着、丁度、ご主人がおられて、丁寧に家の中を案内、説明してくれた。私が専門的な話をしたものだから、建築関係の方ですか?と聞き返された。趣味で模型を作っていると、話をして柱の位置や寸法を測りはじめたら、そんなにこの家に興味が有りますか? 有るから九州に来て、一番に訪問したんですよ。三ツ屋造りでは有りませんが佐賀県のクド造りとも違う、この家を福岡県の茅葺き模型として、作りたいと話したら、それならと平川さんのご主人が解体修理報告書を持っていきなさい。と私にプレゼントしてくれました。自宅に戻ったら、一番に平川家を作り模型写真を額装して送る事を約束して、博多のホテルに向かう。
18時15分ホテル着 自宅を出て21時間近く走行1,525キロ。山口県から運良く雨に逢わないで散策初日終了。市内の辛子明太のお店で明太の注文をして、居酒屋で乾杯!その日は、死んだように寝ていたと思う。明日の天気九州南部は雨。

7月2日
博多のホテルを6時半に出発!曇り空九州南部は雨との事なので、佐賀県経由で長崎県に向かう。長崎は保存民家を見るだけで、人の住む家は望めないと思う。佐賀県では、武雄市、嬉野、塩田、鹿島、で多くのクド造りと出会えたが佐賀県の散策は2度目という事もあり感激は無いが、隣の席のママさんはクド造りの民家の多さに、些か興奮気味だ!

長崎県長崎市中里町の旧本田家に向かう。近くまではすぐに行けたが、案内板らしき物は無い。 散歩中の人に聞きながらようやく到着。その維持、管理の悪さに驚き、これが文化財?荒れ寺の様な状態でした。長崎県は広島県同様に悲しい歴史を持つ県ですが、その事だけでなく、折角の茅葺きの文化財も大切にして欲しいと切に感じた。写真を撮り、諫早市、早川家に向かい、島原市の武家屋敷に向かう。茅葺きの民家より、その落ち着いた石垣の通りに癒された。島原港から熊本までフェリーに乗り熊本。
本日も雨に逢わずに走行315キロ18時ホテル着。
山口県・伊佐町
うきは市・田篭
関門海峡
うきは市・田篭
福岡県・添田町
佐賀県・嬉野市
うきは市・平川家(重文)
佐賀県・鹿島市
長崎市・旧本田家
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