~山形県(置賜・新庄最上)秋田県(羽後町・由利本荘市)プチ散策2~

5月13.14で山形、秋田へ民家散策に向かう。

早朝より高速の事故で飯坂インターで降ろされ、13号を米沢方面へ走る、米沢周辺は明日の予定だから、南陽市から民家達をを表敬訪問。

南陽市から、寒河江経由で最上へ、最上から秋田県羽後町、由利本荘市を散策、久々に、この冬を越した民家たちと出会えた、まさに旧友と久々に再会した気持ちです。

しかし、残念ながら、この春に解体された民家、トタン屋根への工事中の民家が数軒あった。激しい時代変化や環境の変化や家族構成の変化の中、茅からトタン化への移行は仕方ない事だが、古民家愛好家の本音は残念で成らない。

皆さんは、東北は、こんなに茅葺の家が残ってるの?と思うかも知れませんが、闇雲に田舎道を走っても出会える家は無いと言っても過言では有りません。四半世紀以上の地道な散策と土地の人達との語らいがあってこそなのです。

ここに撮影した民家達も、その殆どは、これからの10年で消えて行くか、トタン屋根に変痕するでしょう。

南陽市の散策を終え、趣味人で知り合った、「山と海、川と酒」さんの事業所の近くにある、トトロ杉を撮影して事業所へ。

鮭川村から、13号を北上、羽後町へ生憎の雨。

そんな雨の中、茅葺からトタン屋根への工事が・・・・・これが現実と自分に言い聞かせ、他の地区へ移動した。それでも羽後町には、相変わらず茅葺民家の残存率は高い。

矢島町に向かい、両中門の写真を撮り、途中、故三船俊郎氏の生家と聞いた事のある、民家を撮影、ゼンマイ揉みをしていた、ご夫婦に三船家の事をお聞きしたら、やはり三船俊郎氏の生家との事だった。

それから、由利本荘市の○田さんの家に立ち寄ると、お婆さんが快く出迎えてくれて、お話をしていると、今日は自宅に泊まればと言う。

新庄市まで戻り、大親友と一献交わす約束をしていたのと、ホテルも予約済みな事を話し、丁寧にお礼を言って、途中ゼンマイ揉みを見て話を聞き、新庄市へ。久し振りに友人と話が出来き、焼酎で乾杯!

良き友との語らいの時間はあっと言う間に過ぎ、消灯の時間となった。

翌朝は、早朝4時に尾花沢市の集落を訪問、撮影、村山市経由で置賜「米沢」方面に向かった。

川西町では、おばちゃんが、夢想庵さん、久し振りだね。

おばちゃん何してる?ウコギだね。

宇都宮市に嫁いだ娘が食べたいと電話をくれたから、摘んで送るんだ。

幾つに成っても、親は親、子は子だからね。

お茶でも飲んでいけば・・・・・いえ、今の時期農家は忙しいから、結構です。

お爺さんは、トラクターでこれから代かきです。

最上郡から置賜に向かう村山市から朝日町に立ち寄る。

夢想庵お得意の脱線コースです。

これまた久し振りの朝日町、サッシなどが入らない言わば手付かずの状態の民家が数軒残る。丁度庭には石南花が香る。

現代生活とはかけ離れた茅葺の民家に木の戸、障子!生活観があり見る側にはたまらないが、屋根の下に住まれる方達のご苦労は如何ばかりか?

朝日町から、白鷹町経由で川西町に向かう事にした。

白鷹町の高台のポジションからは、飯豊連峰が見える。天気が良ければ、茅葺の民家に残雪が残り、天空に浮いたような写真が取れるのだが、残念ながら今回は飯豊連峰が半分隠れてしまった。

白鷹町の高地では未だに養蚕農家がある。手入れされた桑畑がそれを物語っていた。

白鷹から置賜の川西町や玉庭を散策。

川西、玉庭、長井市を散策、本日の一番の目的だった、飯豊連峰の麓の飯豊町○川原に向かう。

○河原でお婆さんと話して、湯の華に向かう。

道中、白川ダムの新緑に見とれ、道路脇のカタクリが群生地で撮影雨を恨む。

イチゲや名も知らぬ花が道路わきから見える。

少し遠くに視線を向けると残雪が残り、何時もは少ししか流れていない沢も雪どけ水が勢いよく流れ、濁流の勢いです。

未舗装で車もすれ違えない砂利道を約10キロ、道の行き止まりに湯の華の駐車場が見えてきた。

間欠泉の出る露天風呂は混浴です。

一定の時間がくると温泉が吹き出てきます。風呂上あがりに生ビールを一杯!といきたかったが、生つばを飲み込み我慢し帰路についた。
inserted by FC2 system