~夢想庵、ゴミ箱を作る~

器用貧乏の夢想庵、趣味の茅葺き模型を中断し、今度はゴミ箱を作る事になった。

何処の自治体や町内会でも一度や二度は話しに成った事があるかと思うが、特に生ゴミ収集日のカラス達の振舞いには毎回の様に頭を痛める。我が家の隣が、空き家になっているのと貸家だった為だろうか?いつの間にかそこがゴミの集積所に成っていた。私を含め隣人や町内会もある意味無責任で、自分の自宅前がゴミの集積所なら困るが、他人の家の前なら知らん顔が相場である。

しかし、何時までも人様の家の前をゴミの集積所にしておく訳にもいかない。自宅前の道路の拡張工事も数年前に終わり中学校の正門横15M位の所に細長い空きスペースが出来た。心ある長老格のSさんが集積所はその場所が良いと思うが、区長さんに話して貰って中学校に許可を貰わなければ成らないな~と話していた。

私達の住む地域は、道路を挟んで中学校の校庭に面している。数年前まで軟球だが野球ボールが半年で20個位、庭に飛んで来ていた。近くの材木屋の倉庫のタキロンはファールボールで穴だらけ。数年前の道路拡張工事の時に、私が教育委員会の電話をして現状をお話して予算を取り、ネット工事をして貰った。

それまで何度もボールが飛んでくるので防護ネットをお願いしていたがお金が無い。予算が無い。学校に行って校長に話しても返事が無かった。しかし、道路拡張の時に、校庭の水はけを良くする為にアンキョ工事をした。その時バックネットから100M以上離れた正門から校舎に続く通路に防護ネットを張ったのである。教育委員会に電話をして聞いてみた。ボールが飛んできたら危ないから!との事だった。軟球で100M以上ノーバウンドで飛ばす怪童中学生が何処に居る?私が散々お願いしてきた、道路側にはネット工事は無い。道路の拡張前は桧がネットの代わりの様に植えてあったが、拡張と同時に切り倒された。以前にも増してボールが飛ん来る様に成った。丁度、私が休みの時に校庭で野球の練習試合をしていた。するとファールボールが自宅物置に直撃!すると野球部の父母会の会長が謝りに来た。

良く見ると、幸か不幸か私の中学の同級生だった。それから今までの経緯を話し、お前が野球部の父母会の会長になっている間に、道路側にネットを張るように教育委員会と学校に話してくれ!それまでは、中学校の野球部は練習禁止しろと言われた!と言ってくれ。「本当は嘘なのだが〔笑〕」

すると、後日、役所の課長さんと部下が我が家にやって来た。かしこまって、今まで知らん顔してた訳ではないのですが、やっと予算が取れたので・・・・と工事内容や図面を持ってきて説明してくれた。すると正門から道路側20M手前は中学生の力ではボールが飛ばせないからネットを張らなくても大丈夫です、と説明するのです。それじゃ~?どうして我が家の庭にボールが飛んでくるの?

それなら、どうしてホームベースから100M以上も離れた所にネットを張るんだろうか?貴方達はやはり現状を知らない、お役所仕事と言われてもしょうがないな~?ソフトボールの試合の時などは、校庭を2面、や3面に使ったり、ネットのない部分で次の試合のチームがトスバッティングやキャッチボールをしたりする。校庭は目的に応じて多目的に使うものだよ。役所の言う通りなら、野球やソフトボールはバックネットの有る一面しか使いませんとの誓約書を持って来る様に話したら、後日、「全面ネットッを張りますとの連絡があった。」

私は役所の担当者の方に、万事を尽くして尚、ボールが飛んでくるなら、学校の隣人住民として我慢しますと話した経過を思い出した。

学校長が今回、正門から横の空き地に集積所を許可したのは、そんな経緯も踏まえて許可してくれたのかも知れない?

しかし長老のSさんが話す。隣組は11軒で、この集積所を使っているのは8軒。組費からゴミ箱を買っても、そこにゴミを出さない人からは、苦情が来るという。しかし、その8軒でお金を出すとも言わない。お金の話しになると、皆、閉口するのである。

Sさん生真面目な方で何時も集積所の回りを掃除したり、防護ネットを手配してくれたりしているので、今回は私が作りましょうと話した。夢想庵さんのだけ負担はかけられない。と話してくれたが、自分が生まれ育った町内会だし、私より若い世帯主もいない、65歳以上の方達が殆どの言わば限界町内会隣組なのである。

恩返しのつもりで、ゴミ箱を作る事にした。私は鉄工関係のエキスパートの叔父に弟子入りしたので、製缶、組み立て、製図はお手の物である。溶接機、切断機などは木工、鉄工用を持っている。ガス切断機は、息子の様に可愛がったり、怒ったりしている、タカセ工業に貸してあるので、工場をかりて週末の休みの日にゴミ箱製作となった。

材料代は3万円位だろうか?高さ90cm幅180cmのそれなりのゴミ箱が出来た。私を育ててくれた町内会「隣組」への恩返しである。

工場で真面目に仕事をしていると、大和魂君が来て、横槍を入れながら手伝ってくれた。写真のフーテンの寅さんの様な男が大和魂君です。息子の会社からトラックを借り、無事正門横の指定の場初に納まった。

今朝、長老格のSさんが驚いた様子で我が家に来た。凄いゴミ箱が出来たが、これだけの物を個人負担では済まされない。ゴミを出す人達からお金を出して貰うとの事だったが、お気持ちだけで充分です。その代わり大切にルールを守って使って頂きたい。ゴミ箱の横にホーキと塵取もセットしてあるのでSさん時々、掃除してくださいとお願いしたら喜んで掃除しますと話してくれた。

今後、私の生きてる時期には、ゴミ箱問題は無いだろう?ご近所さんから別の地区のゴミ箱を頼まれるかも???プロの業者さんを紹介してあげよう〔笑〕
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