啄木鳥さんとの出逢い

2008年の初めだったか?新潟の工場に着くと、新潟の母さんが夢想庵さん長岡市の方で、茅葺の模型を作られている方が大きく今朝の朝刊に載っていたよ!母さん自宅が近いんだから、お昼休みにに自宅に戻って新聞持ってきてよ!とお願いした。

その紙面の大きさには正直驚いた!怖いもの知らずの夢想庵。早速104で電話番号を聞き、電話をした。福島県いわき市に住む夢想庵です。すると、ななっ何と啄木鳥さんは、私を知っていたのです。夢想庵さん感激です!熱中時間見ました!実は私も番組に出演する事になりまして、夢想庵さんの後なので、少し躊躇しましたが、小さな物を作っていると自分に言い聞かせての番組出演に成りましたと話してくれた。

4月から、いわき市の施設で模型展が有りますから、案内を差上げますとお話して電話を切った。啄木鳥さん御家族は、スタート時の週末は混み合うだろうからと、週明けの月曜日に来館されたようであった。私は現役サラリーマン、週末と休みの日以外は会場に行く事が出来ないので、啄木鳥さん御家族が来られたのを、後日、会場のノートを見て知る事と成った。

遠方より拙い作品展にお出掛け頂き感謝します。お逢い出来なかったのは残念でしたが、暖かくなる前には長岡の方に伺いたいとお礼の葉書を書いた。

そうこうしているとチャンス到来。急遽、長岡市の向かう事と成った。急な話だが、車の中から啄木鳥さんに電話をした。突然で申し訳けありません。後100キロ位で長岡市周辺に行けますが、啄木鳥さんの御都合が良ければ、工房の方に伺いたいのですが、宜しいでしょうか?啄木鳥さんは急な電話にも、丁寧に応対してくれて心よく訪問を許可してくれた。

少し、道に迷ったが、携帯電話で誘導して貰い、工房の到着。奥様やお嬢さん達との楽しい語らいの時間は、あっと言う間に過ぎてしまった。私が一方的に古民家や茅葺の民家に対する想いを喋っただけだった様に思うが、奥様は、私が喋った事を真剣にメモしたり、お嬢さんも熱心に話を聞いてくれた。啄木鳥さんの作品は、家族の協力で仕上げてあり、本体は啄木鳥さんで周辺の木や畑や田んぼ等のジオラマは奥様やお嬢さんが手伝ってくれているようで、その作りは女性ならではの、緻密で繊細な作りだった。1時間少しの歓談だったが、また新しい同志と巡り会えた気持ちで長岡市を後にした。

正直、啄木鳥さんの作品は経験も浅い事もあり、未完成の部分も少し有るが、それ故にこれからもっともっと完成度が高くなると確信した。建築の理屈や小屋組みの事等理屈が解れば、作品のグレードも上がって来るに間違いないと感じた。私もここ数年は女房が散策に付き合ってくれるが啄木鳥さんの所は家族である程度役割分担を決めて模型作りをしている所がとても羨ましく素晴らしいと感じた次第です。

模型を仕上げるテクニックより、まず家族で作ることの楽しみを満喫していって欲しいな~と思った次第です。桃太郎流に言わせると、趣味も20年続け運とチャンスをものにすればプロに成れるそうだ?継続は力なりである。確かに同じ趣味を続ける事により知識も豊富になり作品に反映され完成されてくる事は間違いないように思う。啄木鳥さんまたお会いしましょう。そして60棟完成時の展示会を楽しみに待っております。
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